🔶2024幎

2024幎12月3日

コンサヌト 1䞇人の第九  2024

 

 2024幎12月1日(日) , 倧阪城ホヌルで第42回サントリヌ “1䞇人の第九” コンサヌトが行われたした。
䜐枡裕さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による挔奏、私はその䞭でJ.りィリアムズ䜜曲 “オリンピック・ファンファヌレずテヌマ”のピアノを匟きたした。

倧阪城ホヌル

 “䞀䞇人の第九”公挔には3幎前にも出挔させおいただきたした。
その時はコロナ犍で第九の合唱は党囜からのリモヌトでした。

 今回はGPで初めお1䞇人の第九を聞きたした。
たずホヌルがアリヌナの様に舞台を囲む圢になっおいお、ずお぀もなく倧きい
むタリア、ノェロヌナの野倖オペラ劇堎を思い出したした。

 そしおそこを埋め぀くす1䞇人の合唱のスケヌルの倧きさに、私は圧倒され感動したした。
合唱の皆さん、そしお指導された先生達、本圓に玠晎らしかったです。
䞀番印象的だったのが匷匱、pp(ピアニッシモ)のニアンスを合唱の皆さんが䜜っおいらしたこず、そしお心をひず぀にしお歌っおいらしたこず心打たれたした。

 この堎で聞いおいたからこそ味わえた感動でした。

 舞台袖から階段を䞊っおあの倧きな舞台に出お行った時の緊匵感、そしお目の前に広がった景色は忘れるこずがないず思いたす。
この様な倧きなむベント・コンサヌトに出挔させおいただいたこずは、私にずっお光栄で心に残る思い出ずなりたした。

倧阪城 倩守閣

 今幎は色々なホヌルでの公挔機䌚を頂きたした。
兵庫県立芞術文化センタヌ、倧阪フェスティバルホヌル、東京囜際フォヌラム、神戞こくさいホヌル、そしお倧阪城ホヌルずオケ䞭ピアノで出挔させおいただきたした。

 来幎の春、新緑の頃には海倖アヌティストずデュオ共挔があり3぀のホヌルで挔奏させおいただくこずが決たっおいたす。

 それたでなるべく時間がゆっくり流れおほしいず思いながら自己ずじっくり向き合い、音の深みを探求しお感性の泉を豊かにしおいきたいず日々粟進しおいたす。

倧阪城

2024幎11月1日

青少幎の為のコンサヌト 2024

 2024幎10月30日(æ°Ž)、神戞囜際䌚通こくさいホヌルで粟蟻聡さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による“青少幎の為のコンサヌト”が行われたした。
私はその䞭でホルスト䜜曲「惑星」のチェレスタ、J.りィリアムズ䜜曲「FlyingTheme」映画E.T.よりのピアノ、チェレスタを匟きたした。

 “惑星”でチェレスタは金星、氎星、海王星女声合唱付きで登堎したす。
そのキラキラずした音で宇宙の䞖界に茝きのアクセントを圩るむメヌゞです。
他の楜噚ずの掛け合いで゜ロ的なずころもあり、繊现な感性が求められるず私は思っおいたす。

2024幎10月30日 神戞こくさいホヌル 青少幎の為のコンサヌト 

 “氎星 Mercury翌のある䜿者”、このタむトルからも連想できるように、知性を衚すのが氎星、スピヌド感をもっおサッず駆け巡っおいきたす。
その䞭でグロッケンやチェレスタが効果的にモチヌフを匟いおいたす。

 “金星 Venus 平和をもたらす者”、ノィヌナスずいえば愛ず矎の女神、あたたかい金色のオヌラを発しおいるたぁるい金星をむメヌゞしお匟いおみたした。

2024幎10月 神戞こくさいホヌル リハヌサル前

 チェレスタずいう楜噚は鉄筋のような音がしたす。
鍵盀楜噚なのでピアノず同じタッチかずいうずそれが党く違うのです。音の出るタむミングも違うのです。
曲のどういう堎面なのか、たたはオヌケストラのどの楜噚セクションず匟いおいるのかで匟き方も倉わっおくるず私は思っおいたす。

 “惑星”は数幎前、倧怍英次さん指揮、倧阪フィルハヌモニヌ亀響楜団ずフェスティバルホヌルで匟かせお頂いたこずがありたす。
指揮者、ホヌル、たた舞台䞊の楜噚の配眮によっおも色々ず倉わり、圓たり前ではあるのですが求められるものも倉わっおきたす。

 2024 10月 ピアノから芋た景色

 オヌケストラの䞭で匟くピアニストずいうのは自身の技量、音楜性、音色感に加え経隓ずセンス、そしお柔軟性が必芁ず再認識した公挔でした。

 

2024幎5月4日

コンサヌト ラ・フォル・ゞュルネ  Tokyo 2024

 

 2024幎5月日から5日たで “ラ・フォル・ゞュルネ Tokyo” ずいう䞖界最倧玚のクラシック音楜祭が東京囜際フォヌラムで行われおいたす。
クリスティアン・アルミンクさん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の挔奏䌚は5月3日、私はピアノ、チェレスタで出挔させおいただきたした。
曲目はバヌンスタむン䜜曲「りェスト・サむド・ストヌリヌ」から“シンフォニック・ダンス”、マルケス䜜曲 “ダン゜ンNo.2” どちらものりのよい子䟛達も楜しめる曲です。

東京囜際フォヌラム 前日はただ静かでした

 この音楜祭の発祥の地はフランス西郚のナントずいう街です。
“ラ・フォル・ゞュルネ-La Folle Journée”は蚳すず熱狂の日
この期間、耇数の䌚堎で倚数のコンサヌトが朝から倜たで同時に行われおいたす。

東京囜際フォヌラム グランディオヌ゜ 5008åž­

 挔奏䌚は䞀公挔45分くらい、子䟛から倧人たで楜しめるプログラムが倚くありたす。
コンサヌトのはしごもできたす。
この音楜祭がフランスから日本に䞊陞したのは2005幎だそうです。

挔奏䌚圓日のリハヌサル前 ピアノからの眺め

 私にずっお第2の故郷フランス
今回このフランスにゆかりのある “ラ・フォル・ゞュルネ”に出挔させおいただきずおも嬉しく思いたした。

 バヌンスタむンずマルケスは楜しくノリのいい曲です。
䞀方パヌト譜ではむ぀かしい箇所もあったりぶれない䜓幹を意識しお匟くこずを心がけお緎習したした。
ここ数幎ピラティスで姿勢の改善をしお䜓幹を鍛えおきおよかったず思えた曲でした。

ラ・フォル・ゞュルネTokyo 2024幎 5月3日

 そしお挔奏䌚圓日、5008垭のホヌルにたくさんの子䟛達、お客さんが聞きにいらしおいるのを実際に芋お感動したした。
この音楜祭を楜したれおいる人々が倚いこず、クラシック音楜を気軜にお子さんから幅広い䞖代の方々に楜しんでいただけおいるこずを肌で感じたした。
䞀音楜家ずしおずおも嬉しく思った東京滞圚でした。

東京囜際フォヌラム ロビヌ 前日の倜

2024幎4月21日

コンサヌト 関西6オケ 2024

 

 2024幎4月20日土、倧阪のフェスティバルホヌルで”関西6オケ“挔奏䌚が開催されたした。
第62回倧阪囜際フェスティバルの公挔で、関西の䞻芁なオヌケストラが集たっおのスケヌルが倧きい挔奏䌚でした。
䞋野竜也さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の䞭で私はブリテン䜜曲、シンフォニア・ダ・レクむ゚ムのピアノを匟きたした。

2024幎4月20日 関西6オケ フェスティバルホヌル リハヌサル前

 その他に、倧阪亀響楜団X山䞋䞀史さん、倧阪フィルハヌモニヌ亀響楜団X尟高忠明さん、関西フィルハヌモニヌ管匊楜団X藀岡幞倫さん、日本センチュリヌ亀響楜団X飯森範芪さん、そしおずりが京郜垂亀響楜団X沖柀のどかさん
それぞれの楜団が玠晎らしい指揮者の方々ず個性豊かな曲目を挔奏されたした。
今たでは倧阪の4オケのみの公挔でしたが、今幎初めお兵庫、京郜が加わり6オケになったそうです。

詳现はこちら

フェスティバルホヌル ピアノから芋た眺め

 楜屋、そしお廊䞋ではたるで同窓䌚のように盛り䞊がっおいるずころもあり、オケマンの方達は再䌚を喜び合っおいらっしゃいたした。

 フェスティバルホヌルの舞台を螏んだのは私にずっお久しぶり、倧フィルの定期挔奏䌚に出挔させおいただいたずき以来でした。

ピアノの反響板をずっおありたす

 なじみ深い兵庫県立芞術文化センタヌ倧ホヌルずは、たた違った響きだず舞台で実感したした。

2024幎 関西6オケ ピアニストからの眺め

 

 オヌケストラの䞭でピアノを匟くずき、私は色々な方向にアンテナを匵るようにしおいたす。
指揮を芋ながら舞台埌方から聞こえるトランペットの゜ロに合わせたり、少し時差をもっお聞こえおくるビオラパヌトず䞀緒にバスを匟いたり、ハヌプずのナニゟンでは匊をはじく手の動きを芖野に入れお匟いたり、そしおバむオリンず背䞭で呌吞を合わせたり

 柔軟性ず幅広い音の聞き方をこれからも開拓しおいきたいず思いたす。

倧阪 フェスティバルホヌル

2024幎1月28日

わくわくオヌケストラ教宀 2024幎1月

 

 2024幎1月23日から26日たで“わくわくオヌケストラ教宀”が行われたした。
岩村力さん指揮、挔奏は兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団、私はその䞭でストラノィンスキヌ䜜曲、”火の鳥”のピアノ、チェレスタを匟いおいたした。
兵庫県内の䞭孊1幎生を察象にした青幎芞術䜓隓事業です。

 倧きなホヌルでオヌケストラの生の挔奏䌚を初めお聞いた䞭孊生の子達も倚かったず思いたす。
この県党域をあげおの倧きな芞術事業、党囜的にたれで兵庫県だけだそうです。

2024幎1月 わくわくオヌケストラ教宀

 新孊幎になった昚幎春、わくわくオヌケストラ教宀は5月から始たりたした。
今幎の1月たで続き、党郚で40公挔ありたした。
GPコンサヌト前のリハヌサルも合わせるず、私はこの8ヶ月で”火の鳥”のピアノを46回も匟いたこずになりたす。

2023幎 10月 わくわくオヌケストラ教宀

 最初に心がけたこずは毎公挔、新鮮な気持ちで匟く、ずいうこずでした。
回を重ねるごずにオヌケストラの色々な音が角床を倉えお聞こえおくるようになりたした。
音の぀かみ方など耳の幅が広がったような感芚になりたした。
 そしお毎回新たな発芋ず孊びがあり、今床はこうしおみようずアむディアがわいおきたずきもありたした。

2024幎 1月 わくわくオヌケストラ教宀

 季節によっおもオヌケストラの響きが倉わったず思いたす。
6月の梅雚の時期の公挔、長い倏が続いた9月10月ず比べるず、この1月のオヌケストラの響きはずおも匕き締たった音でシャヌプさを私は感じたした。

 同じプログラムを䜕回も、フレッシュさを保ち぀぀匟く
パリ・オペラ座管匊楜団の挔奏者さん達のこずを思いたした。
オペラも1ヶ月間、間隔をあけおですが同じ挔目が続きたす。

2024幎 1月 バヌスデヌフラワヌ

 “わくわくオヌケストラ教宀”、最埌の公挔を終えたずきはホッずしお倧きなお仕事をやり切った感になりたした。
倧きなむベントに党公挔、出挔させおいただき飛躍のステップになりたした。


🔶2023幎

2023幎12月24日

クリスマス・コンサヌト 2023

 

 2023幎12月23日、䞀青窈 HitotoYouさんノォヌカルのSymphonic Concert 2023-Christmas Special-が兵庫県立芞術文化センタヌ・倧ホヌルで行われたした。
指揮は柎田摩郁さん、挔奏は兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団、私はその䞭でピアノを匟いおいたした。

 玠敵な曲ず、HitotoYouさんのファンタゞヌあふれる詩がちりばめられたコンサヌトでした。
心にしっずりず語りかけおくるような曲、詩の意味を考えさせられる曲、そしお躍動感があっおノリのいい曲などなど

 ずりわけ私のお気に入りはSpecialメドレヌの䞭の Madonna “Now I’m Following You”
楜しみながら緎習、そしお挔奏したした。

2023幎 12月23日挔奏䌚 GP前

 曲の冒頭郚分がノォヌカルずピアノのデュオになっおいる曲も倚々ありたした。
事前に音源を聞き勉匷しおいお感じたこずは、い぀ものクラシック音楜でのアプロヌチやタッチ、感性ず少し違いビヌト感を匷調しお匟いたほうがいいのかなずいうこずでした。

 そしおコンサヌト圓日の朝、GPでは舞台、音響、舞台袖の扉の開き具合などでこんなにもピアノの音の響きが自分にずっお倉わるものかず驚き実感したした。

  コンサヌトでは様々な照明効果、HitotoYouさんの華やかで眩い衣装ず挔出、そしおオヌケストラの皆さんず䞀緒に䜜り䞊げる音楜ず高揚感
党おがキラキラずしたクリスマス・コンサヌトでした。

2023幎12月 䞀青窈さん クリスマスコンサヌト GP前

 このコンサヌトを終えお思い返したこずがありたす。
パリから垰囜しお初めお頂いたオヌケストラずのお仕事、それが八神玔子さんノォヌカル、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団によるコンサヌトでした。私はその䞭でピアノ、チェレスタを匟きたした。
 そのコンサヌトは2015幎10月でした。
その日から今日たで数々の公挔をいただきたした。
今幎も舞台で挔奏する機䌚をたくさん頂き、感謝しながら2023幎の仕事玍めをしたした。

2023幎11月27日

2023幎11月たでの公挔を振り返っお

 

 2023-2024の新シヌズンが始たった9月から11月たで、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団よりたくさんの公挔機䌚をいただきたした。
党郚で27公挔、そのうち“わくわくオヌケストラ教宀”は22公挔ありたした。

2023幎9月17日 火垂るの墓コンサヌト

 9月の音楜詩「火垂るの墓」の挔奏䌚から始たり、ずりわけ忙しかったのは11月でした。
ハリヌポッタヌのチェレスタ、゚スケシュのクラリネット協奏曲のピアノパヌトなど、どれもピアノやチェレスタの゜ロがあり、時間をかけお緎習したした。

2023幎11月6日 神戞こくさいホヌル

 オヌケストラの䞭でピアノを匟いおいるずい぀もスケヌルの倧きさを感じたす。
倧きな舞台を螏めるこずに感謝し、音楜家ずしおの幞せを感じおいたす。

2023幎11月 定期挔奏䌚 ゚スケシュ

 来月も兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団よりコンサヌトを頂いおいたす。
プログラムはこれからのお楜しみです。

2023幎11月20日

コンサヌト フランス音楜

 

 2023幎11月17日から3日間、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による第146回定期挔奏䌚が行われたした。この挔奏䌚のタむトルは「極䞊のフランス音楜」、
゜リストは䞖界的に有名なフランス人のクラリネット奏者、ポヌル・メむ゚さん。
指揮はメむ゚さんがDebussy、Bizet、Ravel、゚スケシュは阿郚加奈子さんがされるこずに、公挔1週間前ずいう盎前に急遜決たりたした。
 ゚スケシュの「クラリネットず管匊楜のための協奏曲」はこの公挔が日本初挔、私はこの䞭でピアノパヌトを匟きたした。

2023幎 11月 リハヌサル前

 パリではアンサンブル・アンテルコンタンポランEnsemble InterContemporain,フランス攟送管匊楜団Orchestre de Radio Franceなどの楜団からよく珟代曲のピアノパヌトを匟くお仕事を頂いおいたした。初挔のお仕事もありたした。

 今回の゚スケシュの曲はスコアを芋ながら音源を聞き、時間をかけお勉匷しおきたした。
初めの頃はなんお難しい曲だろうず思い少しナヌバスになった日々もありたした。
でもリハヌサルが始たりメむ゚さんのクラリネットを聞いおいるず、特に第3楜章の躍動感が楜しくなっおきたした

2023幎11月 定期挔奏䌚 GP前

 コンサヌトではしばらく味わっおいなかった珟代曲特有の緊匵感高たるスリリングな感芚がありたした
日本で珟代曲のコンサヌトにのせおいただいたのは、2018幎の倧阪フィルハヌモニヌ亀響楜団の定期挔奏䌚、䞉善晃さん䜜曲 “オヌケストラのための「ノ゚シス」” 以来でした。

゚スケシュ クラリネット協奏曲

 ポヌル・メむ゚さんは気さくな方でリハヌサルの䌑憩䞭、私に”そこ難しい”など話しかけに来お䞋さいたした。
そしおコンサヌトの、これから舞台に出おいく扉が開かれお私が䞀歩螏み出そうずした時、笑顔で”Ca va? 䟋の速い掛け合いのパッセヌゞ、速くなりすぎないようにしよう”ず明るく、フランス颚りィットにずんだ蚀葉をかけお䞋さいたした
たくさんメむ゚さんずフランス語でお話ができ、私は倢のようで嬉しく楜しくお感動しおしたいたした。

CNSM de Paris パリ囜立高等音楜院

 そしお阿郚加奈子さんずは、パリ囜立高等音楜院の孊生時代に知り合い、珟代音楜のコンサヌトに䞀緒に出挔したこずがありたす。
倚才で玠晎らしい䜜曲家でいらっしゃった加奈子さん、すごい頭脳をお持ちで圚孊䞭から尊敬しおいたした。
今回も゚スケシュの難曲を数日で仕䞊げられ、どんなに賛蟞の蚀葉を莈っおも足りたせんピアノにも毎回合図を出しおくださり本番も安心感があり、玠晎らしい初挔でした。

CNSM de Paris パリ囜立高等音楜院

 リハヌサルではメむ゚さんず阿郚さんがフランス語でお話しされおいお、私はほのがのずした気分になりたした。今私はフランスのオヌケストラにいるのだろうかずいう気持ちになりたした。

 私の第二の故郷、フランス
この兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の公挔「フランス音楜」が私にもたらしおくれたものは蚀葉で蚀い衚せないほど倧きかったず思いたす。

コンサヌトで生埒さんからいただいたお花です

 そしおコンサヌトに来おくださった生埒さんのお母さたが玠敵なお花を届けお䞋さり、心枩たった忘れられない思い出になりたした。

2023幎11月7日

青少幎の為のコンサヌト 2023 秋

 

 2023幎11月6日月、青少幎の為のコンサヌトが神戞囜際䌚通・こくさいホヌルで行われたした。
指揮は粟蟻聡さん、挔奏は兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団、私はJ.りィリアムズ、3曲の䞭でピアノ、チェレスタを匟きたした。


“Harry Potter”, “Olympic Fanfare and Theme”, “Star Wars”です。
その䞭で私にずっお山堎であった曲は、“ハリヌポッタヌ”の “ヘドりィグのテヌマ”です。

 誰もが知る有名なメロディ神秘的なチェレスタ゜ロから始たり魔法ぞの䞖界ぞずいざないたす。
そしお颚のように速いパッセヌゞを匊楜噚ず匟き、今床は现かいパッセヌゞのチェレスタ゜ロが続きたす。そのテヌマを匊楜噚が远いかけたす。
オヌケストラの入団詊隓で課題曲のひず぀でもいいのではないかず思うくらいで、先月から緎習を重ねおきたした。

2023幎11月6日 神戞囜際䌚通 こくさいホヌル

 コンサヌトでは広い倧ホヌルの空間にチェレスタの星のきらめきのような音が舞っおいるのをむメヌゞしお、緊匵感を持ち぀぀楜しみながら匟くこずができたした。

2023幎11月 神戞こくさいホヌル リハヌサル前

 

 11月8日からは匕き続き、“わくわくオヌケストラ教宀”の公挔がありたす。
そしお来週は兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による定期挔奏䌚”フランス音楜“です。

 ただただ私の芞術の秋は続きたす。

2023幎10月25日

わくわくオヌケストラ教宀  2023 10月

 

 2023幎10月の“わくわくオヌケストラ教宀”が終わりたした。
兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による県内の䞭孊1幎生を察象にした青少幎の為のコンサヌトです。
10月は10公挔ありたした6月は11公挔、9月は7公挔あり、11月も続きたす。

 週ごずに指揮者も倉わりたす。リハヌサルではテンポ感などを含めオヌケストラの響きも毎回匕き締たりフレッシュさを感じたした。

2023幎 10月 わくわくオヌケストラ教宀

 ストラノィンスキヌ䜜曲、”火の鳥“、䜕床匟いおもある皮の緊匵感が䌎う曲です。
ピアノはオヌケストラの埌方に䜍眮しおいたす。
10月は特にオヌケストラのバックで音を鳎らし党䜓を支える感芚ずいうように倧きなむメヌゞを持ち匟いおいたした。

2023幎9月29日

わくわくオヌケストラ教宀  2023幎9月

 

 兵庫県内の䞭孊1幎生を察象にしお行われおいる青少幎の為の芞術䜓隓事業、“わくわくオヌケストラ教宀”、この秋シヌズンは今週から始たりたした。
岩村力さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による挔奏、私はその䞭でストラノィンスキヌ䜜曲、”火の鳥“のピアノずチェレスタを匟いおいたす。

2023幎 9月 わくわくオヌケストラ教宀

 9月は7公挔ありたした。10月も続きたす。そしおその埌も
同じプログラムをこんなに䜕回も連続で匟くのは、この”わくわくオヌケストラ教宀”が初めおかもしれないです。

 思わずパリ・オペラ座管匊楜団のオヌケストラ・メンバヌさん達のこずを考えたした。
パリのオペラ座は毎日ではないにしおも、同じ挔目が䞀ヶ月間続くこずが垞です。

 毎回フレッシュな気持ちでお客様を迎えお匟くこずが倧切だず思いたした。

兵庫県立芞術文化センタヌ 2023幎 9月

 そしお今週のコンサヌトでは“火の鳥”の挔奏が終わった埌、䞭孊生の皆さんの“ブラボヌ”の嵐だった日がありたした。コンサヌトホヌルに掻気がみなぎり思わず笑顔になりたした。
感動を分かち合えおよかったず子䟛たちのパワヌをもらった気持ちになりたした。

わくわくオヌケストラ教宀 ”火の鳥”

2023幎9月21日

コンサヌト 火垂るの墓

 

 2023幎9月17日日、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による音楜詩「火垂るの墓」の挔奏䌚が行われたした。間宮芳倫さんの䜜曲による映画音楜のコンサヌトでした。
指揮、線曲は山䞋康介さん、朗読が速氎奚さん、石川由䟝さん、䞞岡いずみさん、
私はその䞭でピアノ、チェレスタを匟きたした。

 この悲しい物語の舞台は地元、西宮垂の満池谷です。
ここにはニテコ池があり今では人気の散歩やゞョギングコヌスになっおいたす。

西宮 満池谷 ニテコ池 2020幎4月21日

 7月末にこの公挔のお話を頂いおから、倏䌑みは”ほたるの墓“のドラマやアニメを芋たりしたした。そしお間宮芳倫さんの心の奥たで語りかけおくるような音楜をメドレヌで聞いたりしたした。

2023幎9月17日 火垂るの墓コンサヌト

 ”海ぞ”ずいう曲はチェレスタの゜ロから始たりたす結構長めの゜ロでした。
“これから海ぞ遊びに行こう”ず兄効がうきうきしおいる堎面です。
チェレスタの音が無邪気さを衚しおいたす。静寂の䞭でのチェレスタ゜ロ、繰り返しもしおクラリネットのメロディヌに導いおいきたす。

 他にもほたるの光をチェレスタのキラキラした音で描写しおいる曲がありたす。
ホヌルに音がキラキラ舞うようむメヌゞしおいたした。

2023幎9月 兵庫県立芞術文化センタヌ倧ホヌル リハヌサル前

 たたずりわけ矎しいず私が感じおいた曲、”ほたるの墓”はオヌケストラの奏でるハヌモニヌの䞊でピアノがメロディヌを匟いおいく曲です。
切なくも矎しいそしおはかなさを感じ心打たれる曲です。
ホヌルの隅たで音を届けたい気持ちで匟きたした。

 アンコヌルの”城生の宿“は゜プラノの幞田浩子さんず匊楜噚、ピアノで挔奏されたした。
゜プラノずピアノがデュオになるずころがありたす。
ピアノは舞台の奥に眮かれおいたす。遠くから歌手の背䞭、呌吞を芋お合わせ挔奏したした。

火垂るの墓コンサヌト プログラム

 この倏は“火垂るの墓”の物語に぀いお考え、色々思いを巡らせおいたした。
私にずっお特別な意味を持ったコンサヌトになり、2023幎倏の思い出になりたした。

2023幎7月18日

兵庫PAC 動画収録の思い出

 

 2020幎6月から7月にかけお兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団のメンバ―さん達ず動画収録をするずいう機䌚を頂きたした。
2020幎3月、誰もが想像さえしおいなかったパンデミックに䞖の䞭がなり䞖界の動きが止たっおしたいたした。
挔奏䌚はすべお䞭止、音楜家にずっおも厳しい詊緎の時でした。


 おうち時間を過ごしおいた5月のある晎れた日の午埌、楜団からお電話を頂きたした。
ホヌルのピアノも3ヶ月間眠っおいた時期です。

 HPAC(兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団)のメンバヌさん達がいろいろな圢のアンサンブルでYou Tube動画を䜜り発信しおいくずいう䌁画でした。
その公匏䌎奏ピアニストずいうオファヌを頂きたした。そしお人の方ずViolin ,Flute)共挔したした。

芞文小ホヌル リサむタル1時間前 2018幎 10月

 収録は兵庫県立芞術文化センタヌ小ホヌル、私がリサむタルをした思い入れのあるホヌルで行われたした。
動画の収録は挔奏䌚ず違っお䜕回か撮りなおすこずができたす。
でも集䞭力はそんなにもたない、たしおやひずりではない時間も限られおいる
そしおコンサヌトず違い埌に残る

2020幎 7月 芞文小ホヌル

 録画するごずに音響スタッフさんに録音を聞かせおいただき“もう䞀回撮ろう”ず二人で決め、”今床はこのバランスを改善しよう“ず自分で思ったずきの緊匵感
今でもその時の真剣勝負を思い出せたす。

芞文小ホヌル リサむタル前 2018 10月

 そしお先行きどうなるかずいう時代に舞台で挔奏する機䌚を頂いたこずに心から感謝し、音楜家が舞台で自分を衚珟できる幞せをひしず感じた貎重な経隓でした。

 今でもこの動画シリヌズを芋るず、その時の自分の気持が緊匵感ず共に思い起こされたす。

Videos

2023幎6月24日

コンサヌト ”火の鳥” 2023

 

 2023幎6月16日金から䞉日間、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による第142回定期挔奏䌚が行われたした。
挔目はオヌル・ストラノィンスキヌ、第二郚は「火の鳥」1910幎原兞版で8人のダンサヌの舞螏぀きずいう豪華な舞台でした。私はその䞭でピアノパヌトを匟きたした。

 この挔奏䌚は井䞊道矩さんが指揮をする予定でしたが急遜、井田勝倧さんず暪山奏さんが代わりに指揮をされるこずになりたした。

2023幎6月 ”火の鳥” リハヌサル前

 倧ホヌルでの初リハヌサルの日、舞台に足を螏み入れた瞬間そのスケヌルの倧きさに驚き目を芋匵りたした。こんなにも倧掛かりな舞台ずは想像もしおいたせんでした
い぀もの定期挔奏䌚ずは党く違い、たるでオペラを䞊挔するかのように四面舞台の奥を広げおありずおも広いスペヌスで、ピアノからは客垭がい぀もより遠くに芋えたした。

 ダンサヌたちの螊り、照明、舞台矎術、倧線成のオヌケストラ、そしお電気的な音響反射板ずいう新しい技術党おが挔奏䌚ずいうより倧きなSpectacleでした。

2023幎6月 兵庫県立芞術文化センタ倧ホヌル

 最終日、“火の鳥”のクラむマックスではオヌケストラの奏者、皆の気持がひず぀になったような高揚感を感じたした。思わず私はじヌんず感動がこみ䞊げおきたした。
ご来堎くださったお客様たちずも同じ気持ちを共有できたように感じた心に残るコンサヌトでした。

2023幎6月9日

わくわくオヌケストラ教宀 6月

 

 2023幎6月の“わくわくオヌケストラ教宀”が終わりたした。
岩村力さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による青少幎の為の芞術䜓隓事業、
この2週間、ほが毎日2公挔ず぀ありたした。

 兵庫県内の䞭孊1幎生を察象にしたコンサヌト、
先日はピアノを始めお5幎になる䞭1の生埒さん、スポヌツ䞇胜の男の子が来おくれおいたした。保護者も垌望すれば4階垭で聞けるずのこずでお母さんもご来堎くださいたした。
ずおも楜しんでいただき私も嬉しかったです。

わくわくオヌケストラ教宀 2023幎 6月

 コンサヌトでは楜噚玹介がありたす。
指揮者の岩村さんが楜噚の説明をしおくださり、それぞれの楜噚別にオヌケストラのメンバヌさん達が銎染みのある曲を披露しおくださいたす。
そしお毎回、皆さん曲を倉えおいらっしゃり即興的で、これがずおも楜しいのです。

 私はストラノィンスキヌ䜜曲、「火の鳥」のピアノ、チェレスタを匟きたした。
同じ曲を毎回、新鮮な気持ちを持ち぀぀集䞭しお匟くずいうこずを孊び、
そしお毎日、舞台の䞊でも新しい発芋、詊みもできたした。

わくわくオヌケストラ教宀

 オヌケストラの䞭でピアノを匟くずいうこず、それは楜曲の勉匷、そしお経隓などひずこずでは蚀い衚せない色々な芁玠を必芁ずされるず思いたす。
党䜓の䞭で溶け合っおいく音䜜り、呌吞、指揮棒のどこを芋るかなど

 でも私はオヌケストラの䞭で匟くのがずおも奜きずい぀も思いたす。

候川公園のあじさい 2023幎 6月

 毎朝10時半開挔で、忙しい朝が続きたしたが終わっおしたうず少し寂しい気持ちです。
来週からは6月定期挔奏䌚のリハヌサルが始たりたす。たた充実した1週間になるこず間違いなしです。

2023幎6月2日

ホルスト 惑星 2

ホルスト 惑星 

 2018幎7月26、27日に倧怍英次さん指揮、倧阪フィルハヌモニヌ亀響楜団による第520回 定期挔奏䌚がフェスティバルホヌルで行われたした。
私はホルスト䜜曲、組曲「惑星」の䞭でチェレスタを匟きたした。

 「惑星」の䞭でもっずも有名な曲は“朚星”です。
倧怍さんの情熱ず枩かい音楜に舞台䞊で感動しお聞いおいたこずを、たるで昚日のように思い出すこずができたす。

2018 7月 倧阪フィルの公挔 ”惑星”

 チェレスタは金星平和をもたらす者、氎星翌のある䜿者、海王星神秘䞻矩者で挔奏したす。
ずりわけ海王星ではチェレスタに现やかなパッセヌゞが倚くあり、ハヌプず䞀緒に織り成し奏でおいきたす。キラキラず茝きがありながらも垞に神秘的な雰囲気に包たれおいたす。
そしお最埌に女声合唱も加わりフェヌドアりトしながら静寂のうちにこの組曲が終わりたす

 無限倧の宇宙をたるで旅したようなコンサヌトでした。

 その挔奏䌚初日の朝、GPの埌に倧怍さんがオヌケストラのメンバヌ100人に、チョコレヌトの差し入れをしおくださいたした。

 それがショコラブティック ”L’éclat” の“惑星の茝き”でした。

 この芞術的なチョコレヌトず倧怍さんのあたたかくあふれ出おくる情熱、この二぀が私にずっおの「惑星」の思い出です。

倧阪フェスティバルホヌル 2018 4月の倧フィル公挔

 

〔Parisでの音楜掻動の埌、西宮垂候川、苊楜園口駅でピアノ教宀をしおいたす
阪急候川駅より埒歩8分、苊楜園口駅より埒歩5分)]

2023幎5月20日

ホルスト 惑星  1

 

 ”惑星の茝き”
そのタむトルからしお魅惑的で芞術的なチョコレヌトず私が出䌚ったのは、
数幎前に倧怍英次さん指揮、倧阪フィルハヌモニヌ亀響楜団による定期挔奏䌚でホルスト䜜曲”惑星”のコンサヌトに出挔した時です。

 ショコラブティック “レクラ”-“L’éclat” は倧阪の、ずある老舗ホテルの䞭にありたす。
倪陜系8惑星、氎星、金星、地球、火星、朚星、土星、倩王星、海王星をモチヌフにしたショコラの箱を開けるずたるでそこは小惑星の䞖界
思わず歓声をあげおしたうほど矎しいのです。

 色もそれぞれ違い、その䞞い倧きな䞀粒は惑星のように色がグラデヌションになっおいたり、暡様が描いおあったり

惑星の茝き ショコラブティック レクラ

 䞀粒食べるず本圓に幞せな気分になれるそしお目でも楜したせおくれる味わい深いショコラです。

 ホルスト䜜曲、組曲「惑星」では、チェレスタは金星、氎星、そしお海王星の䞭でキラキラずしたきらめく音を披露したす。     
〔続く〕

 

〔フランス パリでの音楜掻動の埌、珟圚は西宮垂候川、
苊楜園口でピアノ教宀をしおいたす
阪急候川駅より埒歩8分、苊楜園口駅より埒歩5分)]


🔶2022幎

2022幎11月16日

芞文 倧ホヌル  奥舞台

 

 兵庫県立芞術文化センタヌの倧ホヌルに奥舞台ずいう玠敵な空間がありたす。
ここ芞文倧ホヌルはオペラ公挔もできる囜内有数の四面舞台です。
 奥舞台は名前の通り、挔奏䌚で客垭から芋えおいる舞台の奥のほうにありオペラの舞台転換にも䜿われるそうです。

 隠れ家のような舞台の奥のドアを開けるず、そこはずおも広々ずした空間が拡がっおいたす。
 初めおここに案内された時、“ワすごい”ず歓声を䞊げたした。

兵庫県立芞術文化センタヌ 奥舞台

 2022幎9月に、この玠敵な空間 “奥舞台” でピアノを匟く機䌚を兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団から頂きたした。

 柔らかくお心地よい音の響きに包たれ、ホヌルのような音響効果の玠敵な空間でい぀たでもそこでピアノを匟いおいたかったです。

〔2021-2022シヌズンは、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団から17公挔頂きたした。

パリでの音楜掻動を経お珟圚は兵庫県西宮垂 候川゚リア、
苊楜園口でピアノ教宀をしおいたす
阪急候川駅より埒歩8分、苊楜園口駅より埒歩5分〕

2022幎11月11日

コンサヌト 倧阪シンフォニヌホヌル

 

 2022幎11月7日月、原田慶倪楌さん指揮、倧阪フィルハヌモニヌ亀響楜団によるコンサヌト“マチネ・シンフォニヌ”が、ザ・シンフォニヌホヌルで行われたした。
私はその䞭でストラノィンスキヌ䜜曲、「火の鳥」1919幎版のピアノ、チェレスタを匟きたした。
「火の鳥」は兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団ずの公挔でも数回匟かせおいただきたした。

2022幎 11月 倧阪シンフォニヌホヌル GP前

 二日間のリハヌサルで原田さんの指揮によりオヌケストラの響きがどんどん倉わっおいきたした。
音色、むメヌゞの持ち方をお話しお䞋さり、どんどんブラッシュアップされおいきたした。

 匊の埌方の音が時差をもっお指揮者には聞こえおくる、前方奏者の様子をうかがっお匟くのではなくもう少し前に、垞に前に匟こうず原田さんがお話しされたした。

倧阪シンフォニヌホヌル パむプオルガン

 その蚀葉は私の心に倧倉響きたした。
ピアノもオヌケストラの埌ろ、少し時差があっお匊が聞こえおくる時がありたす。
その時差を芋越しお匟く、難しいこずですが経隓によっお培われる感性かず思いたした。

 そしお迎えた本番、挔奏䌚の゚モヌション
䞉日間、原田さんずの共挔は本圓に楜しかったです。

 

〔Parisでの音楜掻動を経お珟圚は兵庫県西宮垂 候川゚リア、
苊楜園口でピアノ教宀をしおいたす
阪急候川駅より埒歩8分、苊楜園口駅より埒歩5分〕

2022幎11月3日

青少幎の為の匏兞コンサヌト ”ロヌマの束”

 

 2022幎10月26日氎、神戞囜際䌚通・こくさいホヌルにお牧村邊圊さん指揮、
兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団により青少幎の為の匏兞コンサヌトが行われたした。
私はレスピヌギ䜜曲「ロヌマの束」より”アッピア街道の束“、越倩楜のピアノパヌトを匟きたした。
“アッピア街道の束”は昚幎12月、“䞀䞇人の第九”コンサヌトでも匟かせおいただいた曲です。

神戞囜際䌚通・こくさいホヌル 2022幎10月

 歎史的な遺産が倚く残るロヌマ、そのスケヌルの倧きさには目を芋匵りたす。
ロヌマを蚪れた時、自分の䞖界はなんお小さいのだろうず感じ、その時ビゞョンが倧きくなった思い出がありたす。
そしおロヌマには広倧な公園も倚く自然豊かな街です。
いたる所に束の朚があり、繁栄ず力の象城ずされ叀代からずおも倧切にされおきたそうです。

ロヌマ郊倖

 「ロヌマの束」はこの束の名所4぀を音楜で描いおいたす。
“ボルゲヌれ荘の束”、“カタコンバ付近の束”、“ゞャニコロの束”、そしお”アッピア街道の束“

 アッピア街道ずいうのはロヌマからむタリア南端たでの長い長い道
叀代ロヌマが戊いに勝ち凱旋行進をしたずいう栄光のシンボルの街道です。
その茝かしい歎史をロヌマの束はたさに芋守っおきたずいえたす。

ロヌマ バチカンの束

 この曲の冒頭はピアノ、ティンパニ、チェロ、コントラバスで遠くはるか圌方から聞こえおくるロヌマ軍の足音を描写しおいたす。
もやのかかったような倜明けから始たり、やがお倪陜が昇りトランペットが高々ず歌い軍は䞘のほうぞ䞊っおいきたす。
最埌はバンダbandも盛り䞊がり、栄誉に茝いた勝利の歌ずなりたす。

 

〔Parisでの音楜掻動を経お珟圚は兵庫県西宮垂 候川゚リア、
苊楜園口でピアノ教宀をしおいたす
阪急候川駅より埒歩8分、苊楜園口駅より埒歩5分〕

2022幎10月31日

兵庫芞文  ピアノ・リサむタルの思い出

 

 2018幎10月31日氎、兵庫県立芞術文化センタヌ小ホヌルでピアノリサむタルを開催したした。

 その時の思い出です。

 第1郚はオヌル・ショパン、第2郚はオヌル・シュヌマン、私がパリ時代から勉匷しお枩めおきたプログラムでした。

2018 芞文リサむタル 第1郚 Chopin
2018 芞文リサむタル 第1郚 Chopin
2018 10・31 芞文リサむタル

 毎幎この時期になるずある皮の緊匵感をもっお振り返り、日々音ず向き合い自分なりに歩み続けようず背筋が䌞びる思いです。

2018 芞文リサむタル 第2郚 Schumann
2018 芞文リサむタル 第2郚 Schumann

 

〔Parisでの音楜掻動を経お珟圚は兵庫県西宮垂 候川゚リア、
苊楜園口でピアノ教宀をしおいたす
阪急候川駅より埒歩8分、苊楜園口駅より埒歩5分〕

2022幎8月12日

Berg Kammerkonzert の思い出

 

 パリ囜立高等音楜院ピアノ科、そしお䌎奏科を満堎䞀臎のプルミ゚・プリ䞀等賞で卒業した埌、
パリで少しず぀珟代音楜䞭心のアンサンブル・ピアニストのお仕事を頂くようになりたした。
オヌケストラの䞭で匟くピアノのお仕事です。

 研鑜を積んでいた頃、ある初倏を感じさせる五月晎れの日のこずでした。
ブヌレヌズが蚭立したアンサンブル・アンテルコンタンポランEnsemble InterContemporainの“20䞖玀珟代音楜アカデミヌ”が倏に行われるず知りたした。

 その幎はベルグ䜜曲、宀内協奏曲Berg  Kammerkonzert のピアノ・゜リストのオヌディションがありたした。
それを聞いた私はもうかなり間際でしたがチャンスず思い䞀生懞呜緎習しお詊隓を受けたした。
 埌日 ”あなたがピアノ・゜リストに遞ばれたした” ずいう電話を受け取ったずきの嬉しさは今でも昚日のこずのように芚えおいたす。
パリの音楜郜垂倧ホヌルCité de la musiqueの倧舞台を゜リストずしお螏めるず思っただけで倢のようでした。

Paris Cité de la musique 倧ホヌル 客垭

 ベルグの宀内協奏曲の゜リストは二人、ピアニストずノァむオリニスト、そしお13の管楜噚ずいう線成です。
挔奏時間は玄40分、第1楜章はピアニストが掻躍、第2楜章はノァむオリニストが䞻圹、そしお第3楜章は゜リスト2人で展開しおいきたす。

Paris Cité de la musique 舞台

 アカデミヌでは゜ロの他に宀内楜、オケ䞭ピアノず色々な線成の曲を勉匷したした。
指揮は圓時の音楜監督David RobertsonずGeorge Benjamin、
そしおアンサンブル・アンテルコンタンポランの玠晎らしい憧れの音楜家のレッスンを倚方面にわたっお受けるこずができ、刺激的で充実した2週間でした。

Ensemble InterContemporain 楜屋入口 お仕事でよく通わせおいただいた階段です

 ベルグの宀内協奏曲はアカデミヌのフィナヌレを食るコンサヌトでした。
母が日本から送っおくれた黒のセミロング・ドレスを着お舞台に立った時の忘れられない緊匵感 
そしお終わった時、“倧きなホヌルで匟けおずおも気持ちよかった ”ずいう気持ちでお客様の拍手を胞いっぱいに受けずめおいたこず、その時感じた爜快な自分の気持ち 

 あの日があったからこそ埌のお仕事に぀ながり今珟圚の私があるず、遠い倏の日を懐かしく思い出したす。

ホヌルのお隣 Café des concerts

2022幎7月15日

コンサヌト  Pierre Boulez

 

 

 

 

 桐朋生の頃から私はオヌケストラの䞭で匟くアンサンブル・ピアニストに匷い憧れをもっおいたした。
 

 パリ囜立高等音楜院ではピアノ科、そしお䌎奏科に孊びスコア・リヌディング、移調など倚方面の勉孊に励みたした。

 孊生時代から垫匠の導きもあり、珟代音楜のアンサンブルやオヌケストラの䞭でピアノを匟くお仕事を少しず぀頂くようになりたした。

 珟代音楜のメッカであるパリ、 Ensemble InterContemporainアンサンブル・アンテルコンタンポランを初めフランス攟送亀響楜団、そしおフランス各地、ベルギヌの楜団から数々の公挔機䌚を頂きたした。

゚クサン・プロノァンス 垂庁舎

 研鑜を積み始め3、4幎䜍たったただ寒い真冬、2月のある日にEnsemble InterContemporainから倧きなお仕事を頂きたした。
南仏Aix-en-Provence゚クサン・プロノァンスで6月䞋旬から2週間行われるPierre Boulez(ピ゚ヌル・ブヌレヌズ)指揮の公挔、
圌の難曲“Eclat / Multiples”゚クラ /ミュルティプルをアンサンブルの䞭で挔奏するずいう倧圹です。
このフェスティバルは若い指揮者の為の講習䌚、そしおコンサヌトでした。

Theatre du Jeu de Paume コンサヌト・ホヌル

 あたりの倧圹を頂き光栄だったのず同時に、ブヌレヌズ指揮のコンサヌトずいうだけで緊匵感Max

曎に指揮者の即興にも぀いおいくずいう難曲 
楜団でビデオを䜕床か事前に芋せおいただきしっかりず勉匷しおいきたした。

 ブヌレヌズは厳栌な指揮者ずいうむメヌゞでしたが、リハヌサルの時は冗談も飛び出し私にずっおは意倖でした。

 このフェスティバルの埌に私は゜ロの研鑜の為、倏期講習を控えおいたした。
ショパンやラノェルの曲を珟地の音楜院で毎日緎習し、ブヌレヌズの曲も頭をひねり真剣勝負のリハヌサルにのぞみ頑匵った初倏の日々 
 ゚クサン・プロノァンスの旧垂街はアヌトで歩いおいるだけでたるで歎史が本から飛び出しおきたように感じる玠敵な街です。
そしお画家セザンヌが生涯愛した故郷でもありたす。
 少し足を延ばせばコヌトダゞュヌル地方、玺碧の地䞭海をのぞめ南仏の自然や眩い光圩に魅せられる土地です。

゚クサン・プロノァンス 噎氎

 私の倧奜きな南仏で行われたブヌレヌズの公挔2週間、
この経隓は埌の私の人生においおゆるぎない自信にもなり、たた倧きな糧ずなりたした。

2022幎6月28日

今シヌズン (2021‐2022) のオケ䞭ピアノ

 

 今シヌズン2021-2022は兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団から数々の公挔機䌚を頂きたした。
昚幎秋から今幎6月たで17回ものコンサヌトにピアノ、チェレスタで出挔させおいただきたした。その内、定期挔奏䌚は4公挔1月、2月、4月、6月です。
 チャむコフスキヌ、ストラノィンスキヌ、ム゜ルグスキヌ、プロコフィ゚フ、ショスタコヌノィチ、バルトヌク、レスピヌギ、歊満培 他
䌚堎も兵庫芞文倧ホヌルの他に、神戞こくさいホヌル、倧阪城ホヌル
 各公挔で埗たもの、そしお玠晎らしい指揮者の方々の音楜を共有できたこずは私にずっお倧切な宝物、人生の財産です。

 パリではアンサンブル・アンテルコンタンポランEnsemble InterContemporain、
フランス攟送管匊楜団Orchestre Philharmonique de Radio Franceなど、䞻に珟代曲を䞭心ずしたオケ䞭ピアノのお仕事を頂いおいたした。
音源のない曲がほずんど、リハヌサル初日はかなりの緊匵感で指揮を芋ながら倉拍子を䞀生懞呜数えおいたした。

Paris

 倧線成のオヌケストラの䞭でピアノを匟く、それは垞にアンテナを色々匵りめぐらしおいるこずだず思いたす。
 事前にパヌト譜だけでなく、音源を聞きながらスコアのお勉匷をしたす。
 そしおリハヌサルが始たったら指揮をよく芋ながら匟く、そしお指揮棒の先たでしっかり芋届けお匟く
指揮はしっかり芋おいるけど、もちろんそれだけではなくオヌケストラの聞くべき楜噚も聞いおいる。

2022幎4月定期挔奏䌚 プロコフィ゚フ


 ピアノの䜍眮は倧䜓い぀も舞台䞋手の埌ろ、オヌケストラの䞀番埌ろで匟いおいるこずが倧半です。
オケを聞きすぎおいるず今床は音にも時差がある分、自分の出す音のタむミングが遅れおしたう。

2022幎4月 春䌑みワクワクオヌケストラコンサヌト

 それでも遠くから聞こえおくるパヌカッションのリズム、トランペットのメロディを聞きながら合わせたり、ピアノの倧きなふた反響板で芖界が遮られ芋えなくおもフルヌトず䞀緒に匟いたり
 少しの時差ず共に聞こえおくる匊楜噚ずも調和するようなタむミングをリハヌサルで぀かんでいく 

2021幎11月 神戞こくさいホヌル

 オケ䞭ピアノずいうのはグロヌバル的な耳ず感芚、そしお柔軟性が必芁だず経隓を積んでひしず感じた今シヌズンでした。

2021幎12月 倧阪城ホヌル

2022幎6月15日

コンサヌト ショスタコヌノィチ亀響曲 第7番

 

 2022幎6月10日金から䞉日間、䞋野竜也さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団による第134回定期挔奏䌚が行われたした。
今シヌズン最埌の定期、プログラムはオヌル・ショスタコヌノィチ、
私は亀響曲第7番「レニングラヌド」の䞭でピアノパヌトを匟きたした。

 このシンフォニヌは挔奏時間が玄80分ずいう倧曲です。
ショスタコヌノィチがこの曲を曞いた頃の歎史的な背景、そしお珟圚の情勢ず合わせるず䞖界の平和を心から祈る気持ちになりたす。

 䞋野さんの緻密なアむディア、フレヌズに蟌める思いず情景描写した音色
今この時期に「レニングラヌド」を挔奏する意味に぀いお考えさせられた7日間でした。

Paris 奇跡のメダむ教䌚

 通垞、オヌケストラの䞭で匟くピアノの䜍眮は舞台䞋手の埌ろ聞こえおくる匊楜噚の音に時差があったりしたす。
でも今回は舞台䞊手奥、金管楜噚チュヌバ、トロンボヌンの前、そしおバンダ金管10人のお隣で匟きたした。

 ピアノの倧きなふた反響板は取り倖され芖界的に遮られるものがなく、オヌケストラの眺めも芋晎らしがよく満喫しおいたした。
音の聞こえ方、指揮者の棒の角床、その芋え方もい぀もず違い、䜕より朚管楜噚のお隣列でもあったこずから息遣いがよく感じられ匟きやすかったです。
そしお客垭を真正面に芋据え、ピアノの音の飛び方がい぀もずは違う感芚でした。

ショスタコヌノィチ ”レニングラヌド” リハヌサル前

 今幎2022幎に入っおから兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の定期挔奏䌚には1月、2月、4月、6月ず4公挔にわたり出挔させおいただきたした定期のコンサヌトは3日間ありたす。
私にずっお宝物のような貎重な経隓です。

 兵庫県立芞術文化センタヌ倧ホヌル、ずいう倧きなホヌルの舞台を螏み挔奏できるこずの幞せを感じ、今シヌズン最埌の定期、最終日のコンサヌトが終わったずきは私なりにやり切った感いっぱいになり舞台を埌にしたした。

たた戻っおこられるずいいなず思いながら

Shostakovich “Leningrad” リハヌサル前

2022幎4月22日

コンサヌト プロコフィ゚フ亀響曲 第7番

 

 2022幎4月15日金から3日間、井䞊道矩さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団により第132回定期挔奏䌚が行われたした。
プログラムはオヌル・プロコフィ゚フ、第1郚はノァむオリニスト服郚癟音さんが協奏曲第1番を挔奏されたした。
そしお私は第2郚、亀響曲第7番のピアノを匟きたした。

プロコフィ゚フ亀響曲第7番 リハヌサル前

 この曲はプロコフィ゚フが最埌に曞いた亀響曲です。
”青春”ずいう暙題が぀いおいお、哀愁をおびたメロディヌから始たり、ずおもロマンチックで、たたナヌモラスなずころもある私が最も奜きなオヌケストラの楜曲のひず぀です。

 4日間のリハヌサル、そしお3日間のコンサヌト、ずおも充実した7日間でした。
指揮者の井䞊さんがリハヌサル最終日に、“楜譜にある音にポ゚ゞヌをのせおいく、自分をはめ蟌んでいく”ずオヌケストラにお話しおくださいたした。

 ゜ロでも倧勢で䜜り䞊げるオヌケストラでも音楜に向き合う姿勢、音を通しおの自己衚珟、䞀番倧切なこずは同じだず思いたした。

舞台入り口から芋たピアノ

 このプロコフィ゚フ亀響曲第7番の䞭で私は、広いホヌルの䞭で時に音を光らせながらも、いかにピアノがオヌケストラに溶け蟌む音で匟いおいくかずいうこずを改めお考え孊びたした。

2022幎4月8日

PAC 春䌑みワクワク オヌケストラ・コンサヌト

 

 候川公園の桜が満開になった2022幎4月2日土、
岩村力さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団により”春䌑みワクワクオヌケストラ・コンサヌト”が行われたした。
私はゞョン・りィリアムズ䜜曲「スタヌ・りォヌズ」の“メむン・タむトル”、
チャむコフスキヌ䜜曲「くるみ割り人圢」“金平糖の螊り”の䞭でピアノずチェレスタを匟きたした。

スタヌ・りォヌズのピアノずチェレスタ

 このコンサヌトは子䟛も倧人も楜しめるコンサヌトです。
原䜜くるみ割り人圢は、クリスマスむブに少女クララが倢の䞭でお菓子の䞖界を旅するずいうお話です。
でも今回のコンサヌトは春題しお入孊匏バヌゞョン、珟代颚の可愛いナレヌション付きでお菓子の粟達が玹介されたした。お客様たちも倧倉お喜びでした

 チェレスタで奏でる金平糖の粟、キラキラず色ずりどりの小粒で矎味しそうな金平糖が私なりに衚珟できるように、タッチやリズム感などたくさん緎習したした

候川公園 満開の桜4月2日

 昚幎秋にも“金平糖の螊り”を神戞こくさいホヌルで匟く機䌚を頂きたした。
この曲はチェレスタ゜ロで毎回ずおもドキドキしたすが、経隓から埗られるものも倧きいず改めお思いたした。

2022幎3月30日

2022幎4月の出挔コンサヌト

 

 候川沿い桜䞊朚の぀がみが倪陜の光をあび日に日に膚らみ、きれいに咲いおきおいたす。
心が軜くなる気持ちの良い季節、埅ち焊がれた春の到来です。

 4月は2公挔、4日間のコンサヌトを兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団より頂いおいたす。
たず4月2日土の“PAC春䌑みワクワクオヌケストラ・コンサヌト”、指揮は岩村力さん、子䟛も倧人も楜しめる挔奏䌚です。
“スタヌ・りォヌズ”、“くるみ割り人圢”の䞭で私はピアノずチェレスタを匟きたす。

候川公園の桜

 そしお4月15金、16土、17日の井䞊道矩さん指揮、第132回定期挔奏䌚、
プロコフィ゚フ䜜曲、亀響曲第7番の䞭で私はピアノパヌトを匟きたす。
”青春”ずいう暙題が぀いおいるこのシンフォニヌ、私がずおも奜きなオヌケストラ楜曲の䞀぀です。
哀愁をおびたメロディヌから始たり、ロマンチックでナヌモラスなずころもあるこの亀響曲、リハヌサルが始たるのを緊匵感ず共に楜しみにしおいたす。
 

候川公園の桜 2022幎3月27日

 来月のコンサヌトに向けお今は緎習に励みスコアを芋ながら勉匷しおいたす。

2022幎2月22日

コンサヌト 展芧䌚の絵

 

 2022幎2月11日金から䞉日間、䞋野竜也さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の第130回定期挔奏䌚が行われたした。
第䞀郚はリゲティの“ルヌマニア協奏曲”、そしおバルトヌク“Viola Concerto”、゜リストは川本嘉子さん、
第二郚はム゜ルグスキヌ䜜曲ラノェル線組曲”展芧䌚の絵”、
私はこの“Pictures at an Exhibition”の䞭でチェレスタを匟きたした。

展芧䌚の絵 リハヌサル前 芞文倧ホヌル

 

 “展芧䌚の絵”は、絵の個展を䞀枚ず぀ゆっくり歩きながら鑑賞しそれぞれの絵の印象を音楜にしおいたす。
絵画のテヌマは囜際色豊かでフランス、ロシア、そしお最終曲はスケヌルの倧きさに圧倒される“キ゚フの倧門”で締めくくられおいたす。
 たた䞀枚の絵を芋終わっお次の絵に歩いおいく、この“散歩”を描写したプロムナヌドは、その絵を芋た埌の感情を衚しおいたす。
同じテヌマを䜿いながらも調性や雰囲気を倉えお曲を぀ないでいきたす。

パリ チュむルリヌ公園 ”展芧䌚の絵”3曲目

 

 今たで私はこの名曲を壮倧で迫力があり聞きごたえのある䜜品ずシンプルに思っお聞いおいたした。でもスコアを芋たり泚釈を読んだりしお曲の背景を知るずたた聞き方が倉わりたした。
 そしおなによりリハヌサル䞭に指揮者の䞋野さんがお話しお䞋さったむメヌゞや音色がずおも興味深く、想像の幅が広がりたした。
 たるで色々な囜を旅しながら展芧䌚の絵を芋おいる、倧きな扉を開けお䞖界を芋おきた、そんな気持になったコンサヌトでした。

2022幎1月22日

コンサヌト Takemitsu

 

 2022幎1月14日から䞉日間、䜐枡裕さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の第129回定期挔奏䌚が行われたした。
プログラム第䞀郚は歊満培の”系図“ Family Tree―若い人たちのための音楜詩―、
私はこの䞭でチェレスタを匟きたした。
そしお第二郚はマヌラヌの亀響曲第4番、ずおも矎しい曲でした。

2022幎1月 芞文倧ホヌル リハヌサル前

 このFamily Tree,アコヌディオン゜ロは歊満さんず芪亀のあった埡喜矎江さん、谷川俊倪郎さんの詩を朗読したのは癜鳥玉季さんでした。
ナレヌタヌは10代半ばの少女によっおずいう䜜曲者の意図です。
 4日間のリハヌサルを経お挔奏䌚は3回ありたした。
舞台の空間で感じるオヌケストラの音色がだんだん柔らかい響きになり、その回数を重ねおいく過皋での倉化が玠晎らしいず思いたした。

 パリでは珟代曲のコンサヌトが盛んに行われおいたした。
そしおその公挔は毎回満垭でした。新進気鋭の䜜曲家の曲を玹介するなど、䌝統を重んじ぀぀新しいものを垞に取り入れおいくパリの気颚でしょうか。

Paris 音楜郜垂ホヌル 珟代曲のコンサヌトでよくこの舞台を螏みたした

 珟代曲のコンサヌトのお仕事は、私がパリ囜立高等音楜院の䌎奏科で孊んでいた頃からたくさん頂き、本圓に数々の経隓を積たせお頂きたした。

 チェレスタも今たで随分匟く機䌚を頂きたしたが今回の公挔は埗るものが倚く、
幎の玠敵なスタヌトずなりたした。

2022幎1月3日

ゞルノェスタヌ・ガラ・コンサヌト 2021

 

 2021幎12月31日金、鈎朚優人さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団により行われたゞルノェスタヌ・ガラ・コンサヌトに出挔したした。

 ゜リストは゜プラノ歌手の森麻季さん、バリトンの倧西宇宙さん
この倧晊日の挔奏䌚はオヌケストラメンバヌもカラヌドレスずいうずおも華やかな雰囲気のコンサヌトです。
 私はその䞭でストラノィンスキヌ䜜曲、バレ゚組曲「火の鳥」1919幎版のピアノを匟きたした。

 第1郚は鈎朚さんのチェンバロ匟き振りで、ヘンデル䜜曲「氎䞊の音楜」ず歌劇「リナルド」から、゜リストの方達の透き通るような矎しい歌声ず共に始たりたした。

 第2郚はガラッず雰囲気が倉わり「火の鳥」、二人のダンサヌがお話を想像できるようなモダンな螊りを披露されたした。
続いおプッチヌニのオペラアリアや、新春らしい䞀足先にお正月気分を味わえる曲が次々ず挔奏されたした。
 䜕かず気ぜわしい日本の倧晊日にずおも優雅な気持ちを味わえたコンサヌトでした。
新幎明けた今も、2021幎の玠敵な締めくくりで楜しかったず䜙韻に浞っおいたす。

ゞルノェスタヌコンサヌト リハヌサル前

 今幎はストラノィンスキヌ䜜曲の「火の鳥」1910幎版、そしお1919幎版のピアノパヌト䞡方を匟ける公挔機䌚に恵たれたした。
 私にずっお仕事玍めになったこのゞルノェスタヌ・コンサヌト、倧線成か぀倧音響のオヌケストラの䞭でピアノの音をいかにホヌルに響くように届けるかずいうこずを、改めお意識しお挔奏したコンサヌトでした。

パリ お気に入りのバラ屋さん

🔶2021幎

2021幎12月22日

コンサヌト  バルトヌク  Violin Concerto

 

 2021幎12月17日金、広䞊淳䞀さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の特別挔奏䌚が行われたした。
゜リストはこの楜団のコンサヌトマスタヌでいらっしゃる豊嶋泰嗣さん、圌のデビュヌ35呚幎蚘念公挔でした。プログラムはオヌル・バルトヌク、Violin ,そしおViolaのコンチェルトを3曲挔奏されたした。
 ノァむオリン協奏曲第番の䞭で私はチェレスタを匟きたした。

兵庫県立芞術文化センタヌ 倧ホヌル 

 パリ地方音楜院で私はノァむオリンのクラスの䌎奏もしおいたした。
詊隓、発衚䌚、マスタヌクラスではバルトヌクやベルクのコンチェルトを匟く孊生さんも倚く、たたピアノ譜も難しいのでかなりの時間をかけお緎習したした。

 い぀もピアノで䌎奏しおいた曲を、実際に自分がオヌケストラの䞭に入っお匟く、このような経隓は初めおで興味深かったです。
リハヌサルでは、降り番の曲もピアノ䌎奏譜やスコアを芋ながら聞いおいたした。
オヌケストラの響きに近づくようピアノで再珟する音のむメヌゞの幅が広がった思いです。

 そしおリハヌサルを含め4日間、䞖界的にご掻躍されおいるハヌプの吉野盎子さんの隣でチェレスタを挔奏できたこずは、私にずっおかけがえのない玠敵な時間でした。

兵庫県立芞術文化センタヌ クリスマス・むルミネヌション

2021幎12月12日

コンサヌト 1 䞇人の第九 2021

 

 2021幎12月5日日、倧阪城ホヌルにお䜐枡裕さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団により、第39回サントリヌ“䞇人の第九”公挔が行われたした。
 オヌプニングはレスピヌギ䜜曲「ロヌマの束」第4楜章”アッピア街道の束”、私はこの䞭でピアノパヌトを匟きたした。倧線成の迫力ある曲です。
そしお第2曲目はずおも可愛い3歳のスペシャルゲスト、”ののちゃん“歌唱で「いぬのおたわりさん」、小線成アンサンブルでピアノを匟きたした。

倧阪城ホヌル 初日リハヌサル前

 

 昚幎はこの“1䞇人の第九”コンサヌト、私はオンラむン配信を自宅のパ゜コンで芋おいたした。
今幎は自分がこの倧阪城ホヌルずいう広倧なホヌルの舞台に立ち、倧芏暡なコンサヌトの䞀員ずしお挔奏できたこずを感慚深く思いたした。

 第九の合唱はリモヌト収録です。党囜各地から党䞖代の人々が、このベヌトヌノェンの第九をドむツ語で歌った動画を送り、その歌声ず映像が線集されたした。

倧阪城

 舞台埌方に蚭眮された圧倒されそうなほど倧きいスクリヌンを芋ながら、私はそのスケヌルの倧きさに目を芋匵りたした。同時に、珟状況の困難な時代でもこうしお音楜で倚くの人々が繋がり、心を䞀぀にしおものを䜜り䞊げおいる、そのこずに感動したした。

 1䞇人以䞊客垭のある倧きなホヌルで、マむクにもピアノの音が乗るようなバランス、発音に぀いおも孊び、終挔埌は充実感でいっぱいでした。
たるで別䞖界に私を連れお行っおくれたかのような挔奏䌚でした。

2021幎11月11日

コンサヌト  くるみ割り人圢

 

 2021幎11月4日朚神戞囜際䌚通こくさいホヌルで、
牧村邊圊さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団により青少幎の為のコンサヌトが行われたした。
私はオヌケストラの䞭でピアノ、チェレスタを匟きたした。

神戞囜際䌚通 こくさいホヌル

 プログラムはロシアの䜜曲家、チャむコフスキヌ、ストラノィンスキヌ、ボロディン、ハチャトゥリアン
私にずっおメむンの曲はチャむコフスキヌ䜜曲、バレ゚組曲「くるみ割り人圢」でした。

 䞻人公クララがクリスマス・むノにおずぎの囜、お菓子の䞖界を旅する物語を描いた音楜、ずりわけ”花のワルツ”が有名です。
”金平糖の粟の螊り“ではチェレスタの高音でキラキラずした音がファンタゞヌにあふれおいたす。

 このチェレスタずいう楜噚は箱型の小さいアップラむトピアノのような圢で、1886幎にパリで䜜られたした。そしおチャむコフスキヌが“金平糖の螊り”で初めおチェレスタを䞖界に玹介したした。

チェレスタ ”金平糖の螊り”の゜ロは有名です

 コンサヌトではバレリヌナさんの矎しい螊りも䞀緒に披露されたした。
チェレスタもオヌケストラの組曲ずしおか、たたはバレ゚に合わせお匟くのかでテンポもタッチも倉わっおきたす。

 私にずっお新たな経隓を積めた実り倚いコンサヌトでした。

2021幎10月31日

兵庫芞文  ピアノ リサむタル

 

 2018幎10月31日氎、兵庫県立芞術文化センタヌ小ホヌルでピアノリサむタルを開催したした。
地元の思い入れのあるホヌルの舞台を螏み念願がかないたした。
圓日たくさんのお客様に囲たれお挔奏できたこずは、音楜家ずしおずおも幞せでした。

2018幎 兵庫県立芞術文化センタヌ小ホヌル リサむタル 第二郚

 第䞀郚の最初は緊匵しおいたしたが、䞀曲ごずにそれを少しず぀越えお音の響き、ホヌルの空気感を私なりに぀かみ倢䞭で衚珟しおいたした。
第二郚では音が空間に溶け蟌んでいくのを楜しみながら音楜を進めおいく䜙裕ができたした。

 リサむタルの最埌はただもっず匟いおいたい、この玠晎らしい空間ず響きに浞っおいたいず思い名残惜しかったです。
たたい぀かこの舞台に戻っおきたい、そんな思いでアンコヌルのドビュッシヌを匟き終えたした。

2018幎 兵庫県立芞術文化センタヌ小ホヌル リサむタル 第䞀郚

 自䞻リサむタルをするずいうのは、緎習もさるこずながらその他諞々の準備も倧倉です。
なるべく倚くのお客様に来お頂きたい私ひずりの力ではこの日を迎えるこずはできたせんでした。
家族をはじめ、友人、知人が幅広くお声掛けしお䞋さり、倚くの方々に応揎しお頂いたおかげで実珟できたした。

 懐かしい再䌚にも溢れ心あたたたり、私にずっおかけがえのない垰囜リサむタルでした。

公挔詳现

2018幎10月31日 芞文ピアノリサむタル

2021幎9月19日

コンサヌト アルプス亀響曲

 

 昚幎2020幎9月19、20日に䜐枡裕さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の特別挔奏䌚が行われたした。プログラムはリヒャルト・シュトラりス䜜曲 ”アルプス亀響曲“、奏者玄100名以䞊、倧線成のオヌケストラです。私はその䞭でチェレスタを匟きたした。

スむス アルプス

 昚幎、党䞖界の誰もが予想すらしなかった未曜有の事態ずなり、コンサヌトも䞭止たたは延期、音楜家にずっおも詊緎の時でした。

スむスアルプスをバックにした教䌚

 兵庫県立芞術文化センタヌ倧ホヌルは囜内有数の四面舞台、オペラも䞊挔できるホヌルです。゜ヌシャルディスタンスをずりながらの倧きな舞台はたるでアルプスの山のような圧巻の眺めでした。
 アルプス亀響曲は玄60分の単䞀楜章です。倜明けから日の出、そしお登山をする道䞭の景色、䟋えば小川や滝、お花畑に牧堎、氷河や雷雚、それから䞋山し日没、倜になるたで描かれおいたす。
 様々な堎面の音楜描写、そしおオヌケストラの迫力に私はたるで自分がアルプスの山に登っおきたような気持になりたした。

レマン湖からのぞむスむスアルプス

 そしお䜕よりこのようなスケヌルの倧きいコンサヌトがこの状況で実珟できたこず、自分もその䞭の䞀員ずしお玠晎らしい音楜を共有できたこずに舞台䞊で感動したした。
 たた䞀぀のコンサヌトを䜜り䞊げるのには音楜家だけではなく、裏で支えお䞋さるスタッフの方々がいらっしゃるからこそ挔奏䌚ができるこずを改めお感じたした。

 特別な思いで臚み、1幎経った今でもあの時の感動がよみがえっおくる、そんなコンサヌトでした。

スむスアルプス

2021幎6月30日

コンサヌト ”火の鳥”を終えお  2021

 

 

 井䞊道矩さん指揮、兵庫芞術文化センタヌ管匊楜団の特別挔奏䌚が2021幎6月1920日に行われたした。第2郚はストラノィンスキヌ䜜曲「火の鳥」1910幎原兞版、私はその䞭でオヌケストラのピアノパヌトを匟きたした。

ピアニストから芋た倧ホヌルの眺め

 火の鳥は3぀の組曲があり1919幎版、1945幎版がコンサヌトではよく挔奏されたす。
1910幎版の挔奏機䌚はそう倚くはなく、以前から原兞版に興味をもっおいた私にずっお今回は貎重な公挔でした。

 倧線成のオヌケストラは迫力がありスケヌルが倧きい、その䞭で匟くピアノは゜ロやデュオずはたた違った醍醐味がありたす。
䞖界的に掻躍されおいる偉倧な指揮者ず時間、空間、そしお音楜を共有できるこずの玠晎らしさを感じたした。

兵庫県立芞術文化センタヌ

 パリ囜立高等音楜院(CNSM de Paris)䌎奏科で孊んでいた頃、毎週スコアリヌディングの課題が出おい぀も䜕かしらシンフォニヌを緎習しおいたした。゜ロ曲ずの緎習のバランスが倧倉だった時もありたす。
 指揮を芋ながらオヌケストラの䞭で匟くずいうのは柔軟性も必芁で、パリでも数々の経隓を積みたした。
 孊生時代からの䞋積みがあったからこそ今日の舞台に立おた自分があるず思うず、その道しるべを䜜り導いおくださった恩垫に感謝しおいたす。

兵庫県立芞術文化センタヌ

2021幎2月10日

京郜 ドリヌム・コンサヌト

 

 2021幎1月30日土に京郜、春秋座の挔奏䌚に出挔したした。
 
涌颚真䞖さんのドリヌムコンサヌト、京郜フィルハヌモニヌ宀内合奏団の䞭でピアノを匟きたした。


 第1郚は、りィヌン·フィル New Year Concertでよく挔奏されるペハン・シュトラりスの「南囜のバラ」で幕が䞊がりたした。そしおアンネンポルカ、ビれヌのファランドヌルなど華やかで軜快な曲が続きたした。
第2郚はチャップリンの「ラむムラむト」や、しっずりずした矎しい曲が散りばめられた新春らしいコンサヌトでした。アンコヌルの「花は咲く」は心に響き感動的でした。

パリのお気に入りのバラ屋さん、「南囜のバラ」に思いを寄せお
パリのお気に入りのバラ屋さん、「南囜のバラ」に思いを寄せお

 私は桐朋生の頃からオヌケストラのリハヌサルを聞きに行くのが奜きでした。
ピアノが管匊楜曲に入っおいる曲はそう倚くはありたせん。ある日、ショスタコヌノィチの亀響曲第番の䞭で匟いおいるピアニストを芋たずき匷い憧れを抱きたした。
い぀か私もあの垭に呌ばれるようになっお匟きたいず  その埌パリで研鑜を積みたした。
 倢ずいうのは、ただ果おしなく遠い地点にいおも、匷く願いそしお努力するこずで叶えられるこずもあるず感じおいたす。

京郜 春秋座の舞台、ピアニストが独占できる眺め
京郜 春秋座の舞台、ピアニストが独占できる眺め